
税理士法人クオリティ・ワン(税務調査110番)の特徴や税務調査への対応、料金の目安、口コミ・評判などを紹介します。顧問業務のかたわらで調査に対応するのではなく、税務調査そのものを専門分野として掲げている点で、ほかの税理士事務所とは成り立ちが異なる事務所です。
税務調査対応に専門特化した税理士法人
税理士法人クオリティ・ワン(税務調査110番)は、税務調査対応を中心に、税務顧問・記帳代行・経営コンサルティング・節税提案までを行う税理士法人です。公式サイトによるとサービス開始は2010年で、前身は「TAXGYM 渡邊勝也会計事務所」。2012年に税理士法人TAXGYMへ組織変更し、2018年に現在の「税理士法人クオリティ・ワン」へ商号変更しています。
とくに税務調査への対応を強みとして打ち出しているのが特徴です。公式サイトでは、一般的な税理士は税務調査の経験が年1件程度であるのに対し、同法人は月10〜20件の税務調査に対応しているとしています。数をこなしているからこそ、調査官がどこを見て何を聞くのかという「型」が蓄積されている、という考え方です。
こうしたノウハウは事務所の中に閉じておらず、税理士向けのセミナーやDVD・CD教材、書籍として外部にも公開されています。税理士向けDVD「必勝税務調査ドリル」が販売数・内容を評価されて表彰されたほか、監修書籍『オーナー社長のための税務調査完全対応マニュアル』(あさ出版)も刊行されています。同業の税理士が教材として買う内容を持っているという事実は、専門性を測るうえで分かりやすい手がかりになります。
税務調査の連絡が来てから慌てて相談先を探す方は少なくありません。調査対応の経験値を軸に依頼先を選びたい経営者・個人事業主にとって、検討の選択肢に入る事務所といえるでしょう。
「税務訴訟補佐人」とは?調査のその先まで見据えられる体制
この事務所を語るうえで欠かせないのが、代表税理士が「税務訴訟補佐人」である点です。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは税理士が、税務に関する訴訟で弁護士とともに裁判所に出頭し、陳述できる制度のことです。租税の分野は専門性が高いため、税理士法にもとづき税理士が補佐人として関与できる仕組みが設けられています。
税務調査の大半は、調査官との話し合いのなかで修正申告や是認という形で終わります。しかし、指摘に納得できない場合は再調査の請求・審査請求(国税不服審判所)・訴訟へと進む道が残されています。調査の段階から「もし争うことになったらどう組み立てるか」を意識して主張と資料を整理できるかどうかは、対応の質を大きく左右します。
実際、同法人には代表税理士のほかに、税務署長・国税審判官・国税訟務官・税務大学校研究部教授などを歴任した国税OB税理士や、国税局に約25年勤務し調査・審理に従事した国税OB税理士が在籍していると公式サイトに記載されています。加えて、グループとして司法書士法人・弁護士法人が併設されており、法律面の相談につなぎやすい体制がとられています。「調査で終わらないかもしれない案件」を想定するなら、この点は確認しておく価値があります。
代表税理士の略歴
代表税理士:渡邊勝也(わたなべまさや)
中央大学卒業後、一般企業・経営コンサルティング会社・税理士法人などを経て、2010年に日本税理士会へ税務訴訟補佐人として登録し、同年にTAXGYM 渡邊勝也会計事務所を設立。税理士向けの税務調査教材の制作やセミナー開催を数多く手がけ、税務調査対応の分野で知られています。公式サイトによると税理士番号は107807、日本税理士会仙台中支部に所属しています。
相談から解決までの流れと料金の目安
公式サイトでは、依頼の流れが①電話相談(無料)→②面談→③契約・事前打ち合わせ→④税務調査当日→⑤交渉終了の5ステップとして示されています。面談はオンライン1時間が無料、対面1時間が22,000円(税込)との案内です。事前打ち合わせの段階でロールプレイング(想定問答の練習)を行う点は、調査当日に何を聞かれるか分からず不安な方にとって心強い仕組みでしょう。
料金は「基本料金+会計作業料金+申請書類作成報酬+その他オプション」の合計で決まる体系で、公式サイトには次の見積り例が掲載されています(2026年8月17日時点・いずれも税込)。
| ケース | 合計の目安 | 内訳(公式サイト記載) |
|---|---|---|
| 個人事業主が税務署の任意調査を受けた場合 | 935,000円 | 基本料金385,000円+申告書作成報酬550,000円(所得税110,000円×5年分) |
| 法人が税務署の任意調査を受けた場合 | 1,540,000円 | 基本料金660,000円+申告書作成報酬880,000円(法人税110,000円×5年分+消費税66,000円×5年分) |
記帳が必要な場合などは別途報酬がかかるとされています。決して小さな金額ではありませんが、修正申告となったときの本税・加算税・延滞税の負担と見比べて判断すべき費用です。なお公式サイトには「東京以外の遠方の旅費交通費は1回に限り無償」「報酬の50%は利息なしで分割支払い可能」との記載もあります。料金体系は変更されることがあるため、必ず最新の内容を公式サイトと見積りでご確認ください。
あわせて、公式サイトには税負担の減少額など自社データにもとづく実績値が掲載されていますが、サイト内にも「効果を必ずしも保証するものではない」旨の注記があります。数字の見出しだけで判断せず、自社の状況を伝えたうえで見通しを聞くのが確実です。
税理士法人クオリティ・ワン(税務調査110番)の口コミ・評判
- 税務調査の経験がなく不安でしたが、調査官がよくする質問や対応方法など、経験にもとづく事例を数多く聞くことができて安心できました。
- 日頃から心がけたい正しい帳簿の付け方や議事録作成の指導を受け、実際に税務調査が入った際も帳簿がしっかりしていると調査官に評価されました。
- いろいろな税理士を知っていますが、交渉力に長けた印象で、税務調査の対応力は心強いと感じました。
※口コミは利用者の個人的な感想であり、効果や結果を保証するものではありません。
>>税務調査に強いおすすめの税理士事務所はこちら相談の前にそろえておくと話が早いもの
初回の電話相談は無料とされていますが、手元に次の情報があるかどうかで、受けられる助言の具体性が変わります。税務署から連絡が来た段階で、慌てず次を確認しておきましょう。
- 税務署から伝えられた内容(調査の対象となる税目・対象期間・調査開始の日時・担当調査官の所属と氏名)。事前通知で伝えられる項目です。
- 直近の申告書の控えと決算書(何年分あるか)。
- 帳簿・領収書・請求書・通帳がどこまでそろっているか。そろっていないこと自体を隠す必要はありません。
- 顧問税理士の有無と、その税理士に立ち会いを頼むかどうか。
とくに調査の日程は、正当な理由があれば変更を相談できます。「明日来ると言われたので今日中に決めなければ」と焦って判断する前に、まず落ち着いて状況を整理してください。
事務所情報
| 事務所名 | 税理士法人クオリティ・ワン(税務調査110番) |
|---|---|
| 東京オフィス | 〒102-0074 東京都千代田区九段南2丁目7番1号 喜京屋ビル2F |
| 仙台オフィス | 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1-16-23 一番町スクエア3F |
| 代表者 | 渡邊勝也(税理士・税務訴訟補佐人) |
| サービス開始年 | 2010年 |
| 対応時間 | 365日24時間対応(公式サイト記載) |
| 対応エリア | 全国(東京以外の遠方の旅費交通費は1回に限り無償と案内) |
※東京オフィスは移転しています(旧・新宿区西新宿)。所在地・対応時間・料金などの最新情報は変更される場合があります。お問い合わせ前に公式サイトで最新の内容をご確認ください(2026年8月17日時点で公式サイトにて確認)。

